学部設置
日本語学院
1964年に設置された日本語専攻は大連外国語大学の発展の中で、最も長い歴史を持つ学科であり、遼寧省の代表的な学科として遼寧省総合改革試点専攻、四年制大学のモデル学科に中国教育部より指定された特色ある学科である。日本語学院は1995年9月に当時の日本語学部、教育部直轄の外国留学予備校、外国言語研究所が統合されたものであり、50年余りの運営により、日本語教育、日本語研究、人材育成などの面で著しい発展を遂げており、現在、教職員数も学生数も中国の大学日本語学科で一番多く、日本国以外では世界最大の日本語教育拠点となっている。
本学院は学部生への日本語教育を担当する他に、日本語言語文学、海外言語学と応用言語学、MTI日本語通訳、MTI日本語翻訳といった研究分野における大学院生教育も行っている。在籍大学生は約3000名、在籍大学院生は270名余りとなっている。
本学院の運営機構は合理的に組織され、教員の学問研究の意識と能力が高く、教師経験豊富な教職員陣で構成されている。教員はすべて日本における留学、研修、あるいは指導の経験があり、現在、専任教員86名、日本人教員14名である。その内訳は、教授14名、准教授36名であり、博士号取得者24名、修士号取得者59名、博士指導教官1名、修士指導教官34名、国務院手当受給者1名、遼寧省の名師2名、遼寧省の学科代表者1名、遼寧省の青年中堅教員2名、遼寧省の「百千万人材プロジェクト」の「千人入り人材」3名、「遼寧省大学優秀人材支持ポロジェクト入り人材」6人である。
本学院は、カリキュラム整備と科学研究を積極的に押し進め、確実な成果を上げている。「日本語翻訳」は国レベルのモデル科目に、「基礎日本語」、「日本語翻訳」、「日本語聴解」、「上級日本語」は遼寧省のモデル科目に指定されている。また、日本語翻訳科目担当教員チームが編纂した4種類の教材は国の「11カ5年計画教材」に選出され、遼寧省優秀担当教員チームに選ばれた。ここ2,3年来、国レベルの研究プロジェクトが5、教育部レベルの研究プロジェクトが7、遼寧省レベルの研究プロジェクトが30余り、国際協力研究プロジェクトが3許可された。そして、遼寧省自然科学賞をはじめとする20余りの賞が授与された。また2013年には、大連外国語大学日本語学院は遼寧省大学専攻総合コンテストで第一位にランキングされた。
また、本学院は 創造型、複合型、応用型の国際的な視野を持つ、優秀な人材の養成を目指し、教育の理念、計画、実践などの面で、絶えず改革と革新を推進し、カリカリュムの合理化を追求している。近年来、学院は常に学生の言語応用能力の強化だけでなく、学生の一般教育と素養教育に大きな力を注いできた。その成果として、日本語学院の学生が中国、遼寧省、大連市で開催された各種の日本語能力コンテストでしばしば優勝を勝ち取っていることが挙げられる。例を挙げれば、今までに6回開催された中華全国日本語スピーチコンテストでは2回優勝し、25回開催された大連市キャノン杯日本語スピーチコンテストの日本語専攻生部門では22回優勝している。本学の日本語学院の学生の「言語応用能力が高い」ことは国内外でもよく知られ、高い評価を得ている。
また、本学院は国際交流を重視し、国際的な人材共同養成を強化しており、今日までにすでに日本の東京外国語大学、早稲田大学、立命館大学、明治大学、お茶の水女子大学、同志社大学など約49校との交流提携関係が結ばれており、「中島平和財団奨学金」「関原奨学金」「三菱商事奨学金」などが設けられている。また、日本語学院の学生は中国政府派遣の下に、「2+2」、「3+1+2」「3+1」「4+2」「3+0.5+2」といった形で日本へ短期、長期留学したりすることができる。
長年、日本語学院の卒業生は95%以上の就職率が維持され、国の外交外事部門、日本語教育の現場及び外資企業などで活躍をしている。そして、彼らの素質と能力ないし仕事ぶりは社会から高い評判評価を得ている。
応用英語学院
応用英語学院は2003年に設置された学科であり(学科は遼寧省重点学科)、現在英語言語文学、ビジネス英語、国際事務と国際関係という3つの専攻が設けられている。
英語言語文学専攻は、その下に国際経済と国際貿易、国際法という2つのコースに分けられている。高い英語能力を持つとともに対外経済と貿易、金融、販売、 多国籍企業の業務などを熟知した国際型、複合型、応用型の人材を養成するのが目標である。
ビジネス英語専攻は、豊富な英語知識を備え、国際ビジネスの基本的理論と知識を身に付け、高い人文教養を持ち、経済のグローバル化に適した複合型、応用型の人材養成を目標としている。
国際事務と国際関係専攻は、下記のような人材養成が目標である。中国外交と国際関係における基本的理論と知識、外交外事における技能などを身に付け、外交外事部門、外国企業などでの組織、管理、事務及び政策研究を行うことのできる人材・外交外事における通訳、翻訳の担当できる人材・党と政府機関、企業、大学、科学研究所などにおける外交外事、対外宣伝に従事する国際政治学面の高級専門人材などである。
応用英語学院は、比較文学と世界文学の修士授与資格とMTI授与資格を有している。比較文学と世界文学には、詩の対照研究、西洋の芝居、中日文学の対照研究が設けられ、西洋の文学理論と著名な作家の文学理論を習得し、文学や美学に関する中国人と西洋人の論述および歴史を了解し、その中における主要な文学理論と文学作品解析などに熟知した人材の養成が目標である。
MTIには両言語相互翻訳の基地が設けられている。目標は、文学の翻訳を基礎に、科学技術、ビジネス、法律、国際政治、外交などの面における翻訳を目指す翻訳修士の養成である。
学院には教授、副教授、講師から構成された高い素養と能力を持つ教員組織がある。教員はすべて修士あるいは博士であり、その専攻範囲は英語言語文学、経済学、管理学、法学、政治学などにわたっている。 その中には、遼寧省の「名師」、遼寧省ブランド課程の教師、遼寧省優秀教師、大連市労働模範、大連市メーデー賞状などの受賞者もいる。また、長年イギリス、アメリカ、カナダ、オーストリアなどの国々から招聘した外国人教師が、授業を担当している。
学院は積極的に国際交流と協力を展開しており、成立以来、アメリカ、イギリス、オーストラリア、日本、韓国などの国々と協力関係を結び、現在「2+2」「3+1」の形で、数多くの海外大学と学部生の協同育成を行っている。
応用英語学院の学生は総合的な素養が高いことで、社会から高く評価されている。近年来、学生は国レベル、遼寧省レベル、大連市レベルのコンテストで優秀な成績を修め、卒業生の一回目の就職率は高い水準を保持している。卒業生は政府機関、外事部門、外国企業などに採用され、雇用者から高い評価を得ている。
ロシア語学部
ロシア語学部は1970年に設置された学部であり、1986年に修士授与資格を取得、2006年に解放軍外国語学院とロシア語言語文学コースの博士を協同育成している。ロシア語専攻は現在遼寧省の重点学科の一つであり、本学を代表する特色のある学科の一つでもある。また、ロシア語学部は中国教育部に収録された特色のある専攻であり、遼寧省のモデル専攻でもある。学部には専任教師員が24名、外国人教員が5名いる。その内訳は、教授6名、副教授10名となっている。博士号の取得者は9名、修士号の取得者は14名、博士の指導教官は1名、修士の指導教官は12名である。そして、「遼寧省百千万人材プロジェクト」の「100人入り」は1名、「1000入り」は3名である。
ロシア語学部は一貫して「基礎を固め、実践を重んじ、能力を高め、特色を強化」という人材養成の理念を持ちながら、教育活動を行っている。目標は、ロシア語の言語文化知識をしっかりと身に付け、基本的な経済貿易と科学技術面の知識も了解する心身とも健康な創造型、複合型のロシア語専門人材を養成することである。
2009年に「高級ロシア語総合コース」は教育部から国レベルのモデル課程と評され、「高級ロシア語総合コース」団体は国レベルの教学チームと評されている。また、「高級ロシア語総合コース」は2013年に遼寧省レベルの優秀資源共享課程と評され、2014年に、国レベルのプロジェクト――優秀資源共享課程に選出されている。2013年の遼寧省専攻総合評価ランキングでは、ロシア語専攻が一位番となった。
ロシア語学部では、海外、特にロシア及び東ヨーロッパ諸国との交流が頻繁に行われ、輝かしい成果が得られている。学部には、ロシア世界基金会大連外国語大学ロシア語センター、ウクライナ研究センター、教育部所属の中ロ両国大学生交流センターが設けられている一方、ロシアニューシベリア技術大学やアルメニアのアルメニアエレバンBrusov国立言語大学にも孔子学院が設置されている。また、ロシア語学部は、大連外国語大学に設置された上海合作组织(SCO)の中国側の大学校長委員会を通じて、ロシアのモスクワ言語大学と協力し、「2+2」、「2+2+1」の形で学部生の協同育成を行っている。このプロジェクトの学生はそれぞれ二つの大学卒業証書と上海合作组织(SCO)の大学から授与された学習証明書を取得できる。現在、ロシア語学部はロシア、ウクライナ、カザフスタン、キルギスタンなどの国における30あまりの大学と実質的な交流と協力を行っており、「2+2」、「2+3」、「2+2+1」「4+2」の形で協同育成をしている。毎年海外に派遣された学生は学生全体の70%以上に達しており、中ロ共同で学部生、修士及び博士を養成する新しいモデルが形成されている。
http://ru.dlufl.edu.cn/
フランス語学部
フランス語学部は1973年に設置され、中国の東北地域で一番目に開設されたフランス語専攻学部である。本学部は中国フランス語専攻の教学研究会常務理事の所在地であり、フランス語専攻の修士授与資格を有する。
学部は高い人文教養と高いフランス語応用能力を持ち、フランス語、フランス文化に豊富な知識とコミュニケーション能力を有し、外交外事、経済貿易、文化、翻訳、教育、管理などで活躍できる国際型、複合型、応用型フランス語人材の養成を目指している。
学部は専任教師16名の教師陣を有している。その内訳は、教授2名、副教授5名、講師12名となっている。教員はすべて修士出身であり、そのうち、2名が博士の資格を有する。また、学部は長年フランス人の教師や留学生に要請して、授業を行っている。
また、フランスの大学との交流や協力を重視し、近年来Université du Havre、Université Lyon 2 Lumière、Université Charles de Gaulle-Lille 3、Université Paul-Valéry Montpellier IIIなどの大学と友好交流の関係を結んでおり、「2+2」の形で学部生の協同育成を行っている。
フランス語専攻の卒業生は現在外交、経済、金融、大学などの各分野で活躍しており、社会から高い評価を得ている。近年来卒業生の一回目の就職率は96%の水準を保っており、学部生の20%が北京、上海などにある名門大学で、大学院課程を受けている。
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ドイツ語学部
ドイツ語学部は中国の東北地方で一番早く設置されたドイツ語専攻学部であり、更に一番目にドイツ語専攻の修士課程を開設した学部でもある。学部では、ドイツの言語と文化に精通し、言語や文化の壁を越えたコミュニケーション能力とコーディネート能力を備え、国内外における言語間・文化間の架け橋となり、新たな価値観の創成に寄与する人材を育成することを目的とする。
学部は業務に精通し、高い素養、優れた能力のある教師陣を有しており、長年ドイツDAAD(ドイツ学術交流中心)の専門家に要請して授業を行っている。教師は、遼寧省教学名師1名、遼寧省優秀教師1名、大連市労働模範1名、大連市「三育人」の先進個人1名である。また、遼寧省高等教育教学成果二等賞が授与された。さらに、2007年に「基礎ドイツ語」が遼寧省ブランド品の授業として評され、2008年にドイツ専攻は遼寧省モデル専攻と評定された。
学部は第一自動車——大衆自動車有限公司と奥鎂(RHI)(大連)有限公司に実習センターを設け、学生の現場事務処理能力と言語運用能力の向上に確実な役割を果たしている。
学部はドイツのRostock U: Universität Rostock、 Jena U: Friedrich-Schiller-Universität Jenaと「2+1+1」の形で、Bielefeld FHM: Fachhochschule des Mittelstandes (FHM)と「3+1+1」の形で学部生、学部大学院一貫プログラムの学生協同育成を行っている。
卒業生は社会の各分野で活躍しており、近年来一回目の就職率は95%の高い水準を維持している。また、北京大学、北京外国語大学等の名門大学へ進む学生も年々増加している。
上海合作组织(The Shanghai Cooperation Organization),简称上合组织(SCO)
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韓国語学部
韓国語学部は1990年に設置されてから、中国の大学の中でも、教育の規模、レベル、影響力などの面でよく知られている韓国語人材育成基地に発展し、中国教育部の認定を得て、全国特色のある専攻の第二グループに入り、遼寧省のモデル専攻にもなった。現在、学部教育も大学院教育も行われ、韓国学研究所のほか、韓国の民間機構と協力し、韓国文化院も設立された。学部教育は五年制の朝鮮語(韓日語)、四年制の朝鮮語(韓国語言語文化)の二つの専攻がある。2014年現在、在籍の学部生数は594名で、大院生は92名である。
現在、専任教員は32名、その中で韓国人教員が6名である。26名の中国人教員は、教授が5名、准教授が8名、大学院の指導教員が12名である。すべての教員は全て修士以上の学歴を持ち、その中で博士が9名、博士在学中の教員が6名である。「基礎韓国語」を担当する教員たちは「遼寧省優秀教育団体」と評された。
本専攻は「聞く・話す・読む・書く」の能力を備え、外国の社会、政治、経済、文化などの知識を有し、より高い素養と国際視野を身につけ、外事、貿易、教育、管理、出版、翻訳などで活躍できる、才徳ともに優れた朝鮮語(韓国語)人材の育成を目標としている。また、本専攻の学生は全国や地方の韓国語弁論大会などのコンテストで数多くの賞を獲得した。また、本専攻は、国際交流を重視し、韓国の慶熙大学、淑明女子大学、祥明大学、中央大学など約15校と提携関係を結び、学生交流を進めている。
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スペイン・ポルトガル語学部
スペイン・ポルトガル語学部は2012年に設置され、スペイン語(2002年設置)とポルトガル語(2008年設置)の二専攻があり、中国東北地方で初めてスペイン語とポルトガル語の専攻を設置した学部である。スペイン語専攻は2008年から大学院(修士)を設置し、同年、遼寧省省レベル重点育成学科になった。
スペイン・ポルトガル語学部は現在、教職員が30名、その内訳は、教授が6名、准教授が1名、外国人教員が7名である。長期に亘って、国内での教育経験が豊かで、科学研究にも優れた高級職務の教授を招聘し、教育と研究を進めている。招聘した教授たちは、それぞれ、北京外国語大学、北京第二外国語大学、北京対外経済貿易大学、北京大学外国語学院主任、中国スペイン・ポルトガル語教学研究会会長、中国駐ブラジル大使館科学技術参事官、中国スペイン・ポルトガル・ラテンアメリカ文学研究会秘書長、中国ラテンアメリカ学会理事、中国太平洋学会理事、中国スペイン・ポルトガル語教学研究会理事、中国高等学校外国語教学指導委員会委員、中国駐メキシコ大使館教育処役員、中央文献翻訳部主任、中央編訳出版社社長など、様々な領域で活躍している第一人者が、大学院の指導教師をも担当している。
本学部は、国際交流を重視し、スペインのロヴィラ大学、ヴニガ国際商学院、サラマンカ主教大学とポルトガルリスボン新大学、アヴィロ大学、マカオ理工学院と提携関係を結び、また、コロンビアとブラジリアで孔子学院を設立した。
そのほか、本学部は、教育実習と実践のプロジェクトの開発にも励んでいる。特に、「大連外国語大学と中央編訳出版社教育実習基地プロジェクト」と「大連外国語大学とコロンビア中国一体化商会教育実習基地プロジェクト」は大学から優秀な翻訳者を選ぶことができ、中国の翻訳事業の人材育成と就職機会の拡大には大きな役割を果たすことが期待されている。
本学部の卒業生は、優秀な素質養を備え、確かな言語知識と社会知識を有し、「聞く・話す・読む・書く」の能力にも優れており、外事、観光業、貿易、国際交流及び科学研究の各領域の翻訳ができる。卒業生の大部分は、国内外の有名会社や機構に入り、就職率は100%である。
イタリア・アラビア語学部
イタリア・アラビア語学部は2012年に設置され、アラビア語(2005年に設置)とイタリア語(2006年に設置)の二専攻がある。遼寧省で唯一のアラビア・イタリア語専攻の学部であり、唯一のアラビア語修士課程も設置された。
イタリア・アラビア語学部は現在、教職員21名で、その中には教授が2名、准教授が3名、外国人教員が2名であり、教育の経験が豊かで、一致団結した教育チームである。二専攻の講師として、北京外国語大学、北京言語大学、対外経済貿易大学の教授を招聘し、学部生及び大学院の授業を担当させている。
イタリア・アラビア語学部は言語課程を中心に、文化、外交、翻訳、商業貿易も勉強させる総合的なカリキュラムを作成した。その教育の実績が現れ、中国アラビア語資格試験(4級)では、学生の成績が年々上がり、合格率と平均成績は近年、中国で先頭を走っている。また、数々のコンテストで賞を獲得した。科学研究の面でも順調に進んでおり、5年間で教材、訳著などが20部もあり、遼寧省社会科学研究プロジェクトの一つを担当し、李唯中教授の訳著『アンタラ伝奇』は初の中国訳として、また世界初の全訳本として、翻訳史の上では大きな意義を持っている。
本学部は国際交流も重視し、エジプトのカイロ大学、チュニジアのガタキ大学、イタリアのボロニア大学、ベガモ大学と友好関係を築き、「2+1+1」の形で協同育成を行い、毎年、約半数の三年生の学生を留学に派遣し、実践力の向上に力を入れてきた。遼寧省大学生訓練プロジェクトを3つ実施している。
また、中国国際放送テレビアラビア部、CCTVアラビアチャンネル、中国ネットアラビア部などの機関と提携関係を結び、定期的に学生を派遣し、見習い研修を行わせ、学生たちの能力を高めると同時に、優れた活躍ぶりも評価されている。
言語能力と応用能力が相まって、学生の就職状況は楽観的状況である。今までの卒業生では、就職率はすべて100%にも達し、中央企業、国家企業などに入った学生も少なくなく、また大学院に進んだり、また公務員になったりする学生も年々増加している。
http://ru.dlufl.edu.cn
音楽学部
音楽学部は2012年に設立され、前身は2005年に国際芸術学院が設置した音楽専攻である。音楽学部は現在、音楽学専攻が設置され、声楽、ピアノ、マルチ音楽製作、民楽などのコースに分けられている。本学部は「専門教育、芸術表現、社会実践」を教育方針に、本校の外国語と国際交流関係のメリットを利用し、専攻と外国語との融合を図り、全面的な国際型、複合型の人材育成に力を入れている。
音楽学部の教員はすべて修士以上の学歴を持ち、教員の理論知識も実践能力も優れており、数々の音楽コンテストに参加し、自作の音楽作品でコンサートを行うこともよくある。科学研究や学校内外の芸術実践活動の中で活躍している。
音楽学部は「音楽+英語」「音楽+日本語」「音楽+スペイン語」「音楽+韓国語」の形で教育活動を展開させ、着実に学生たちの就職力をつけてきた。近年、卒業生の就職率も非常に高い。
音楽学部は国際交流を重視しており、今までに、日本の名古屋音楽大学、日本の岡山作陽大学音楽学院、スペインロヴィラ大学、韓国大丘芸術大学などと提携関係を築き、「2+2」の形で共同養成を行っている。学生たちは本学で一年生と二年生、外国で三年生と四年生を過ごし、お互いの単位を認め合い、合格した学生は、国内外二校の卒業証と学士号を授与される。
本学部は社会実践を重視し、実践基地を幾つか設置した。本学の開設した孔子学院も民族音楽を発信する絶好な場を提供している。本学部の学生は、中国漢語事務室、孔子学院本部などの委託により、韓国、日本、ロシア、アラブ首長国連邦、トルコなどへ演奏に出かけ、大いに歓迎され、好評を博している。
国際芸術学院
国際芸術学院は2000年に設立され、芸術と外国語の二部門を融合させた特色のある学院である。ある程度の外国語能力と幅広い国際芸術交流能力の養成を目指し、今では、服装設計、視覚効果設計、環境設計、製品設計、美術学などの五専攻が設置されている。2014年に、遼寧省教育局の認可を得て、芸術専攻の大学院(修士)(MFA)が開設され、2015年よりスタートすることになっている。在籍学生数は千名もおり、教職員も豊富な経験を持ち、国内外の学術活動で活躍し、少なからぬ賞を獲得している。
国際芸術学院は複合型の人材育成を重視しており、「基礎を固め、専門領域を広め、外国語の芸術化、開拓と実践を重視する」ことを育成方針にして、学際専攻や時代の需要に相応しい専攻を新設ことに力を入れてきた。国際交流の強化を図り、国内と海外の共同育成システムを積極的に推進している。今や、「3+1」「2+2」の共同養成形式が形成され、学生たちは東西文化の融合した環境で、複合型、応用型、国際型の人間に成長していく。
http://art.dlufl.edu.cn
文化伝播学院
文化伝播学院は地域経済の発展に対応するため、大連外国語大学が2005年に設立した学院である。現在、対外漢語、ニュース学、漢語言語文学の四年制の三専攻が設置されている。また、言語学、応用言語学、漢語文字学、中国古代文学の三つの大学院(修士)の専攻を有している。また、大連外国語大学の教養科目をも担当している。
文化伝播学院は現在、教職員が21名、専任教師が17名、他校の著名な教授、雑誌社の編集長、ネットの編集長、ラジオ・テレビ局の記者などの兼職講師も20名招聘している。在籍の学部生数は400名近くおり、院生が60名である。学院は2010年に、中国言語文学一級学科の大学院(修士)が設置され、教師陣は2011年に遼寧省大学本科教員チームの優勝賞を得た。
文化伝播学院は徳・智・体の総合的な発展を図り、専門知識のほか、英語もマスターする複合型人材の育成に力を注いできた。在学中、英語が専門レベル四級に達することを要求している。また、漢語の国際伝播のため、外国語を特色とし、国際間の協同育成も積極的に促進している。このような努力を重ねることにより、学生たちが実践力と国際感覚を共に持った人間に成長し、今後の就職に生かすほか、中華文明の伝播に役立つことを期待している。
http://xwcb.dlufl.edu.cn
経済と管理学院
経済と管理学院は中国の経済発展と対外開放の需要に応え、設立した新しい学院である。学院には、国際経済と貿易(英語)、観光管理(英語、日本語)、財務管理(英語)、マーケティング(英語、日本語)、経済学(日本語)、金融学(英語、日本語)の六つの専攻がある。在籍学生数は1000名余であり、教職員は全て学際的な高学歴を持ち、外国人教師と企業のエリートをも講師に招聘している。本学院は「専攻+外国語」を人材育成の方針とし、外国語でスムーズにコミュニケーションでき、経済や管理などの専門知識を持った国際型、応用型、複合型の人材育成に力を入れている。
本学院は英語と日本語の課程の基礎段階で、英語専攻、日本語専攻の学生と同じような要求で授業が行われる。上級段階では、外国語と専門知識との融合を図り、専門授業では、中国語と外国語の二言語の教育が実施されている。2011年から、財務管理専攻ACCA実験クラスのプロジェクトを実施している。大学四年間で、卒業証と学位号を取得するほか、国際会計士資格証明書――イギリス特許登録会計士証明書を取得し、またイギリスのケンブリッジ・ブルクス大学MBA学位を取得できるチャンスもある。本学院は四つの実験室を設置し、最新技術の設備が備えられ、機能も完備している。また、多くの企業と連携し、実践基地を作り、国家レベルと遼寧省大学実践教育基地をそれぞれ一箇所設置した。アメリカ、ニュージーランド、デンマーク、日本、シンガポールなどでの一流企業と長期的な関係を築き、北京、上海、大連などの都市にも専門的な実習基地を設置した。学院では国際交流を重視し、国際間協同育成のもとで、アメリカ、オーストラリア、イギリス、デンマーク、日本の多くの大学と連携し、協同育成を行っている。学生たちは在籍中、これらの国の大学、企業で履修、実習することができ、学士号を取得できるほか、続けて当地の大学院にも進むこともできる。経済学(日本語)専攻は岡山商科大学と、金融学は城西国際大学と、2+2の形で協同育成を行い、卒業生は二校の卒業証と学位号を取得することが出来る。
アジア・ヨーロッパ経済部長会議、夏季ダボス会議、国際金融投資博覧会、アジア太平洋指導者会議などの重要な国際会議やオリンピック、パラリンピック、愛知県世界博覧会、上海世界博覧会、国慶60周年のイベント、大連市が最も良い観光都市を申し込む時の大型イベントなどでは、本学院の学生がボランティアとして参加している。全国の各レベルの外国語コンテストなどでは、本学院の学生は数多くの賞を獲得している。卒業生は外事、対外経済貿易、銀行、観光会社、科学研究機関などに就職し、高い評価を得ている。
ソフトウェア学部
2004年にソフトウェア学部が設立された。現在、コンピュータ科学と技術、情報管理と情報システム、ソフトウェアプロジェクト、ネットワークプロジェクト、日本語(国際ビジネス)、英語(国際貿易)などの専攻がある。在籍学生数は約3400名である。近年、省級模範的ソフトウェア学部、大連市ソフトウェアとサービス・アウトソーシング産業発展先進機関、大連市IT教育連盟メンバー、中国サービス貿易協会副事務総長機関、中国ソフトウェア、サービス・アウトソーシング人材育成基地、遼寧省サービス・アウトソーシング人材育成基地、中国のソフトウェア輸出とサービス・アウトソーシング発展を促進する学部である。
ここ10年来、200数冊の教材、補助書物を編纂し、233編の論文を発表し、100以上の教学研究プロジェクトの許可を取得し、74項目の教学研究奨励を取得し、多くの成果を上げている。実践教学を重視し、多くの企業と協力し、学生に実習、就職の機会を提供する。科目の構成に特色があり、学生の就職競争力を強化している。
卒業生が二つの外国語と情報技術を身につけ、主に情報技術、ソフトウェア開発、ソフトウェアプロジェクト管理、電子ビジネスなどの分野において就職し、有望な将来性を有する学部である。
http://it.dlufl.edu.cn
漢学院
漢学院は1985年に成立し、1981年から短期中国語教育プログラムが展開されてきて、1993年に留学生向け中国語学科がスタートし、2009年に中国語国際教育修士課程(MTCSOL)が開設された中国における重要な留学生の中国語教育機関である。現在、漢学院は新HSK試験の大連における試験場であり、中国語を海外に宣伝する重要な教育機関である。
創立して以来、漢学院はすでに約60ヶ国からの長期・短期の1.5万人余りの留学生を育成し、毎年約1500人の海外留学生を受入れている。漢学院は、30カ国(地域)と20の大学、また40の民間組織と友好協定を締結している。漢学院の卒業生は各国で外交、貿易、教育、文化交流などの領域において重要な役割を果たしている。
漢学院は教員陣が教授、准教授を中心に約60名おり、全員が修士以上の学歴である。教育キャリアに富み、また海外中国語教育経験のある教員が多くいる。
漢学院には現在、長期・短期中国語研修、中国語学科、中国語国際教育学科、中国語国際教育修士課程、言語学と応用言語学修士課程の5専攻が置かれている。中国文化研修を実施しており、書道、中国画、武術、太極拳など中国文化を効率的に学べるプログラムを提供している。「中国語スピーチコンクール」、「運動会」、「文化体験」などの活動も行い、学生の生活を充実させている。
漢学院は海外からの留学生が中国語および中国文化の魅力を更なる体験ができる一流教育機関であるよう努めている。
継続教育学院
継続教育学院は高等教育独学試験補習、成人高等学歴教育、外国語研修、資格取得研修、国際連携教育などのプログラムが開設されている。継続教育学院は中国教育部による「中国自学試験補習示範教育機関」の称号を与えられ、中国高等教育独学試験の「先進機関」、遼寧省高等教育自学試験の「先進機関」、遼寧省成人高等教育の「先進機関」と評価されている。また、中国新浪などのサイトにおいて「信頼できる外国語研修機関」と認められている。
継続教育学院は「人を育成することを根本に、徳を育成することを優先に」という原則を堅持し、学生の徳育の育成を最優先にし、学生の総合的資質を重視する方針を堅持する。毎年、「優秀生」や、また「先進組織」に奨学金などの表彰が受けられる。
継続学院は国際連携を重視し、国際間の交流及び連携の一層の強化を図っている。アメリカ、日本、韓国などの国の外国協定大学と留学プログラムを実施しており、数多くの留学プログラムが提供されている。
継続教育学院は著しい研学成果を収め、独学試験、成人教育、外国語研修などの卒業生が30万人余りに達している。卒業生は政府機関、教育、対外貿易、金融、観光業、航空業、外資企業などに就職し、或いは、博士課程に進学し、留学する学生もいる。企業や社会からも高い評価を得ている。
http://www.dawai.net TEL: 0411-86111188 15714062025
QQ: 861422243 236124603
思想政治理論教学研究部
思想政治理論教学研究部の前身はマルクス・レーニン主義教学研究室と徳育教学研究室であり、1987年に社会科学部に改名され、2012年に思想政治理論教学研究部に改名された。30年が経ち、思想政治理論教学研究部は現在、一定の規模と実力を有し、独立した思想政治理論教学研究の二級機関になっている。その役割は以下のとおりである。当校の思想政治理論教師を統一的に管理し、思想政治理論教学、研究、社会サービス及び関連する管理事務を担当する。マルクス主義理論学科の建設、人材育成及び教学研究団体の建設などを担当する。
思想政治理論教学研究部はさらに大学院生の教学職務を担当し、研究方向は思想政治教育理論研究、現代倫理と道徳教育理論研究、思想政治教育と管理仕事研究、社会主義法治理論研究である。在学している大学院生は7名である。
思想政治理論教学研究部では、教授2名、准教授7名、講師6名である。また、毎年、数人の海外教師を招聘する。
教師陣の努力の下で、思想政治理論学科はすでに当校の重点学科となっている。近年、3項目の省級優秀教学成果賞を獲得し、200数編の論文を各学術刊行物に発表し、10数冊の専門書を出版し、1項目の文部科学省課題、12項目の省級科学研究課題を担当した。
共通科目・外国語教学研究部
共通科目・外国語教学研究部は2006年3月に設置され、当校の共通科目教学機関の一つとして、大学生に英語と日本語の二種類の共通科目を開設する。
共通科目・外国語教学研究部は、教授1名、准教授15名、講師28名、修士学位を持つ者が97.8%に達している。その中で、英語を専攻する大学院生の指導教官1名、現職の博士大学院生5名、ブラジル孔子学院の学長1名、大連外国語大学の「外国言語学と応用言語学研究基地」の入選された者1名。また「大連市優秀教師」、「大連外国語大学優秀教師」、「優秀共産党員」、「優秀教学研究室」などの栄誉も取得している。
教学実践の面においては、共通科目・外国語教学の改革効果が著しく、「第二外国語・英語」と「異文化コミュニケーション」という二つの重点学科を開設した。省級「十二五」企画教材『全新主題大学英語』を出版した。英語四・六級の合格率を大幅に向上させた。教育改革プロジェクト『外国語大学共通科目・外国語創新学科体系建設』では遼寧省教学成果三等賞、大連外国語大学教学成果二等賞を受賞した。大連外国語大学青年教師教学大会では二、三等賞を受賞し、第二外国語・日本語の教学改革を確実に推進している。
科学実践の面においては、1項目の国家社会科学基金プロジェクト、1項目の全国基礎教育外国語研究プロジェクト、1項目の文部科学省人文学社会科学プロジェクト、24項目の各省級研究プロジェクト、5項目の大連市社会科学基金プロジェクト、17項目の大連外国語大学科学研究基金プロジェクト、1項目の大学院生教学改革プロジェクトがある。また、5冊の専門書、10冊の教科書、8編のCSSCI論文を発表した。国別文学研究、比較文学及び異文化研究、外国語教学理論と実践及び専門用途英語などの分野においては、次第に特色を形成している。
電子情報工学部
電子情報工学部の前身は2006年に設置された現代教育技術センター計算機研究室である。2012年8月、大連外国語大学における公開授業ネットワークを担う組織として正式に創設され、計算機ソフトウェア研究室と計算機応用研究室から構成されている。本学部は現在、9名の常勤講師と数名の非常勤講師がいる。そのうち、豊かな教職経験のある教員4名、遼寧省高等学校人材支援計画に入選した教員1名、国家留学ファンド委員会地域協力プロジェクト援助を受けた教員1名となっている。また、連続して大連外国語大学優秀教師、模範教師などを受賞した。
本学部は理論研究と講義との結びつきを重視し、基礎的で重要な問題を探求すると同時に、新たな研究領域を開拓し、大学のコンピューターの基礎教育改革をはじめ、外国語学院におけるコンピューター公開授業2+Xカリキュラムプランの研究と応用、カリキュラムの充実と教育方法の改善など、諸分野においてさまざまな教育改革実践を行ってきた。
科学研究領域においては、近年、遼寧省自然科学成果賞などを受賞した上、文部省人文社会系2つのプロジェクトをも獲得した。清華大学出版社から高等学校通用教科書3冊、遼寧省計算機基礎教育学会から高等学校通用教科書6冊が出版された。また、大連外国語大学教育方法改革プロジェクトが6、大連外国語大学人材育成プロジェクトが1、遼寧省高等学校教育方法改革プロジェクトが1などにおいて、大連外国語大学教育成果二等賞と遼寧省教育成果二等賞および遼寧省教育ソフトコンクール二等賞などを受賞した。
本学部は基礎的な教育と先端的な研究との発展を促進しつつ、科学技術の向上と人材育成のために努力を重ねている。
体育学部
体育学部の前身は体育研究室で、元は社会科学部に所属した。2004年8月、体育研究室の管理職が教務課に任せられ、翌年6月、体育教育部へ改名され、2012年9月、体育学部に改名され、独立学部として設置された。本学部は現在、教授1名、准教授4名、講師11名、事務員1名である。そのうち、修士課程を修了した者が15名である。
本学部は国の教育方針とスポーツ精神を堅持し、「健康第一」の指導思想を教育の基本理念とし、学部教育に重きを置き、校訓の「崇德尚文兼收并蓄」(徳を尊重し文を修め、諸分野の知識を修得し自分のものにする)の精神を提唱している。長期の改革と建設を通じ、特色ある教育システムを築き上げており、意欲的な教員で構成されている。
本学部は大連外国語大学における体育教育、課外活動、スポーツ選手の練習、試合などの手配を全面的に担っていると同時に、学校の共産主義青年団委員会、学生会および諸体育協会の仕事に協力している。それを通じ、スポーツ精神を受け継ぐとともに、道徳教育を強化し、体力向上の習慣を身に付けさせて、心身健康を維持し、集団意識と協調性を養う。