9月26日、3日間にわたる大連外国語大学と中央編訳局の共催による中央文献人材育成学術フォーラムが大連外国語大学で開かれた。フォーラムには、中央編訳局中央党史と文献研究院第六研究部の16名の専門家のほか、同校の日本語、英語、ロシア語、高級翻訳、フランス語、ドイツ語、スペイン語、アラビア語といった8学部の担当者と、多言語研究センターの研究員約40人が参加し、常俊躍・副学長が出席した。シンポジウムでは、公式文献翻訳者の提携育成をめぐり、学術的な交流が行われた。
一方、謝海静・中央党史と文献研究院第六研究部日本語翻訳処副所長、張琳娜・ロシア語翻訳処副所長と、楊望平英語翻訳処一級翻訳はそれぞれ同校の教員と学生のために、「合格な中央文献翻訳者をめざして」、「翻訳の方略と技法」、「中央文献翻訳の立場とストラテジー―中国共産党第19回全国代表大会報告の翻訳を例に―」という講演を行った。
28日、同校研究生処(大学院)の彭文釗・処長と中央党史と文献研究院第六研究部の楊雪冬・副主任、ドイツ語翻訳処の卿学民・処長はそれぞれ過去5年間、双方の提携事業で収めた成果と経験、大学院生の共同育成の歴史と業績を語ったほか、次なる五か年の目標も打ち出した。それは、育成レベルの向上を図る博士コースの発足、育成範囲の拡大につながる教員養成事業の開発、および育成内容の充実化を促す教材・データバンクの開発という3つを含む。
会議後、常俊躍副学長は「共同育成事業は学生に高水準の翻訳実践のチャンスを与えることができ、学生の将来の就職活動に大きな意義を持つ。双方は協力を強め、大学院生の養成訓練のために良好な環境を作り、国家公式文献の編集翻訳事業のさらなる発展に必要な人材を培うことが望ましい」と強調。
翻訳:日本語学院筆訳教研室 張南薫
校正:日本語学院外教教研室