教育部と本校が主催する第10回上海協力機構の加盟国の「教育国境なき」教育週間開幕式が本校で盛大に行われた。劉利民中華人民共和国教育部副部長、江瑞遼寧省副省長、于継海中華人民共和国教育部国際司副局長、馬輝遼寧省教育庁庁長、朱程清大連市副市長、趙陽大連市教育局局長、衣慶焘中国共産党大連市旅順口区書記が、開幕式に出席した。参加国の代表としてタジキスタン共和国教科部副部長、ロシア連邦教科部国際司副局長、カザフスタン共和国の大使館教育参事官、ロシア連邦在瀋陽総領事館副総領事などが出席した。また、ロシア人民友誼大学、モスクワ国立大学、ロシア−タジキスタン(スラブ)大学、カザフスタン・アリ—ファレリー−国立民族大学、北京外国語大学、蘭州大学、吉林大学など内外40校近くのプロジェクト参加大学の約100名の代表や専門学者も参加した。本校からは劉玺明共産党委员会書記、劉宏学長、商建華副学長、楊俊峰副学長、徐浩特学長補佐、金传一総会計士が開幕式に列席した。中国の上海協力機構連合大学校長委員長孫玉華教授が開幕式の司会を務めた。
まず、劉利民教育部副部長が挨拶した。彼は中国教育部を代表して出席した各国の来賓に歓迎の意を表したのち、この10年間、上海協力機構の教育協力はすでに安定した協力体制を国家間、政府間、大学間の各レベルで形成してきており、毎年一度の同機構首脳会談で、加盟国間の教育協力の方向が示されてきたと述べ、中国教育部は引き続き加盟国間の教育協力を支援する、と結んだ。
また、各国の代表、江瑞遼寧省副省長、劉宏学長等がそれぞれ挨拶した。劉宏学長は来賓に感謝の意を表すると同時に、次のように述べた。
今年は、ちょうど上海協力機構教育領域協力十周年にあたり、メンバー国の政府および教育部門の支援と関連大学の努力の下で、上海協力機構教育領域協力は本機構の全面的な協力関係発展の推進力の役割を果たすと同時に、多くの人材と知力を供給してきた。特に本校が上海協力機構大学学長委員会担当校となった後、孙玉华主席の指導の下で本校は地域学を専門とする本科生や修士、博士の育成などの面では大きな成果を挙げてきた。習近平主席が提起した「一帯一路」(シルクロード経済ベルト21世紀海上シルクロード)の偉大な構想に積極的に呼応し、上海協力機構加盟大学および中国社会科学院、外交学院、中国国際教育放送、外国語教育、研究出版社などと協力して、「一帯一路」人文交流システム共同革新センターを創立した。大連外国語大学は自身の特色を生かして、国際交流と社会サービスに努め、「一帯一路」構想の下で上海協力機構組織教育領域の協力関係を深化させていきたい。
開幕式典後、人文交流システム共同革新センターに責任をもつ大学として、本校は国内外の協同部門の代表とセンターの設立・運営協約に調印した。
今回の「教育国境なき」教育週間行事は、開幕式、学長フォーラム、各種人材養成円卓会議や種々の分野の研究交流会、上海協力機構加盟国の教育協力十周年写真展などの活動で構成されている。
この教育週間は5月20日に閉幕した。2016年は上海協力機構の創設15周年、上海協力機構の教育分野協力10周年の重要な年であり、過去を総括し、未来ビジョンを描きあう重要な節目である。上海協力機構の加盟国の「教育国境なき」教育週間行事は2008年に始めて以来、初めてロシア以外の国で開催された。わが国ではこの行事は初めてである。今回の教育週間行事は各国の代表の好評を博した。
同期間、本校の責任者と関連部門代表の案内で、出席した劉利民教育部副部長、冮瑞遼寧省副省長等は大学の図書館、現代技術教育センターなどを見学し、本校の近代的教育施設、優美なキャンパス環境などを異口同音に赏賛していた。
国務院新聞事務室、新華社、人民網、光明網、中国新闻社、中国国際教育局、中国教育報、中国日報網、中央人民放送、央廣網、大公報、遼寧テレビ放送局、遼寧日報、大連テレビ放送局、大連日報、天健網、大連ラジオ放送局、大連夕刊、半島朝刊、新商報、旅順テレビ放送局、旅順ラジオなど40余りのメディアが、今回の「教育国境なき」教育週間を詳しく報じた。