11月26日、我が大学の学術研究レベルを向上させるため、東北アジア研究センターが清華大学国際戦略発展研究所所長楚樹龍教授を招き、図書館講演ホールで「アメリカ大統領選挙とその政治外交の動向」を議題に学術講演会を開催した。孫玉華上合組織大学中国側学長委員会主席、大学院所姜鳳春所長、上合大学事中国側事務室任之梅主任、東北研究センター殺薛暁芃副主任、及び各関係部門、関係学院の350名の教師と学生がこの講演に出席した。
まず、楚教授は今回のアメリカ大統領選挙の結果について意見を述べ、さらにアメリカの政治と外交の動向について分析した。教授によれば、近年、オバマや、ブッシューレーガン、クリントンなど当選した大統領たちが選挙を勝ち取った理由として共通しているのは“革新”であると指摘し、アメリカ社会は“革新”というコアな価値観を持っていると説明した。トランプは必ずしも新しい政策を出せるとは限らないが、新しい“顔”としてまた何となく何かやれそうだとの期待感を抱かせた点で今回の選挙で有利になったという。
それに対して、ヒラリーの“政策革新”においては大した変化が見られず国民をひきつけることができなかったうえ、“古い人間”というイメージを払拭できなかったことがヒラリー・クリントン敗北の原因であったと指摘した。
アメリカを解釈するとき、楚教授がずっと使っていたのは“ダイナミック”というキーワードであった。教授は、アメリカを知るにはこのキーワードはどのような科学技術、軍事力、経済能力のパフォーマンスよりも必要であると強調した。さらにトランプの大統領就任後、採られるであろう政策を当選経済政策と社会政策に分けて説明した。最後に、楚教授は多くの先生や学生と熱烈な討論を交えて、講演を終えた。
終了後、楚教授は劉宏学長、姜鳳春大学院所長等と東北アジア研究センター会議室で博士コースの品質評価の準備について議論した2014学級、2015学級、2016学級の博士課程在籍者たちと交流した。