8月5日午前9時、本校の図書館コンベンションホールにおいて、2017年度孔子学院本部/国家漢弁中国語教師研修会終了式が行われた。劉宏学長、姜鳳春副学長、孫玉華上海協力機構大学中国側学長委員会主席・漢語国際推進大連基地主任、金传一総会計士、わが校の関係者、および研修教師62人が修了式に出席した。姜鳳春副学長が式典を司会した。
式典が始まる前に、今回の中国語教師研修の回顧映像がスクリーンで放映された。これは研修中の一こまを記録したもので、貴重なショットに修了生たちは涙を流したり、時には拍手を送っていた。
修了式は厳かな国歌が流れる中で幕を開けた。姜鳳春副学長が修了生と優秀な学生リストを朗読し、出席者らに修了証書と優秀学生証書を授与した。
オーストラリアのメルボルンの孔子課堂で授業を担当する徐林先生が研修生を代表して挨拶し、文化交流の使者として民間の「外交官」の責任と使命を果たしたいと決意を語った。
最後に劉宏学長が挨拶し、これから赴任する教師たちに、以下の5つの希望と助言を行った。第一に、今日世界で発生する問題をよりよく理解し、グローバル化と文明の多様性、豊富さとの関係を適切に処理しなければならない。既存の考え方を超え、より高いレベルで、自らの文明と異なった文明を正確に認識しなければならない。 第二に、多様な文明の社会生活を理解するために、中国人教師は先入観を持たず、心を開き、幅広い視点に立って自国文化固有の思考方式を超越しなければならない。
第三に、文化的な偏見を乗り越える心構えを持たなければならない。中国文化が何よりも優れていると思わず、自分の価値観で対象国の価値観を评価するべきではない。第四に、中国の全体的な国力と国際的地位が向上し続ける中、我々はまた、「文化意識」を高め、中国の状況を明確に理解し、世界での地位を正しく認識すべきである。第五に、「和して同ぜず」という世界で人類がより良い生活を送るためには、審美的、人文的なレベルで、「美しさを心ゆくまで共にする」という文化的意識を構築しなければならない。
2017年、孔子学院の本部/国家漢弁は派遣中国語教師の研修を7月中旬に正式に開始してから3週間が経過した。本校の漢語国際推進大連基地は、218時間の授業内容を设置し、中国語の国際教育分野の専門家を招聘して30回の学術講座を展開した。それぞれ15回の集団学習検討と模擬クラス小講習を実施し、8つの中国の芸術・芸能を教授した。教育の内容には、孔子学院の発展と教師の職業精神、中国文化の伝播と文化交流、中国語の知識教育、教育組織と授業管理、赴任案内、安全教育などの各方面のカリキュラムが含まれている。今回の研修が終わった後、研修に合格した121人の中国語の教師は、近く海外へ赴任し、孔子学院と孔子課堂の中国語教師となり、中華民族の悠久の歴史文化の実行者、伝搬者として神聖な使命を担うこととなる。(張予虹)


