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本学が国家社会科学基金特別委託プロジェクト

先日、我が校のロシア語学院、日本語学院と韓国語学院が参加したプロジェクト「中国と周辺国家との関係に関する公文書の収集と歴史研究」が審査の上、国家社会科学特別委託プロジェクトに選定された(番号:15@ZH009)。本学の三つの言語チームがそれぞれ一つの課題を担当することになった。本プロジェクトは、国家社会科学一般プロジェクトと異なり、本学の科学研究領域を広め水準を高める上で、大きな意義がある。

このプロジェクトは、国家社会科学企画事務室が華東師範大学冷戦研究センター首席専門家、周辺国家研究院院長瀋志華教授に特別委託した長期的「重大プロジェクト」である。無期限で行われる当プロジェクトは、中国と周辺国家の関係に関する歴史研究とわが国の周辺国家に対する外交政策の策定などにとって、大きな現実的な意義を持っている。第一期の研究は既に終わり、第二期の研究が2017年12月から正式に起動した。

今回選定された三つの課題は、それぞれ、「中国とロシアの関係に関する公文書の整理、翻訳と研究」、「日本の東南アジアに対する政策関連公開文書の整理と翻訳」、「朝鮮半島の南北関係に関する公開文書の整理と翻訳」である。三つの課題は、二年間で140万字の翻訳と研究を行う予定で、現在のところ、既に20万字近くを翻訳した。

なお、プロジェクト全体の整合性を図り、スムーズに担当課題を完成するために、2016年10月16日に、本学は当課題に関する大連事務室を設置し、前学長でロシア言語文学研究者の孫玉華教授が事務長に任命され、また、言語ごとに副事務長が1名選任された。