12月3日、大連外国語大学・第一回孔子学院交流協定校連盟会議ならびに連盟設立セレモニーが中国内陸部の四川省成都市にて開催されました。本学劉宏学長をはじめ、日本・岡山商科大学井尻昭夫理事長、韓国・仁川大学趙東成学長、ブラジル・ブラジリア大学副学長兼ブラジリア大学孔子学院ブラジル側院長、ガイアナ共和国・ガイアナ大学副学長、ポルトガル・アベイロ大学副学長、チュニジア共和国・カルタゴ大学副学長、及びロシア・ノヴォシビルスク国立技術大学、コロンビア・エアフィット大学、アルメニア共和国・エレバンブルソフ国立言語&社会科学大学、ブラジル・ブラジリア大学、イタリア・コレエンナ大学など、あわせて11大学の国内外諸大学の40名近くの関係者が列席しました。
まず大連外国語大学を代表して、劉宏学長が遠路はるばるいらっしゃった諸大学の方々に対して歓迎の意を表しました。さらに劉学長は「グローバル化が進むにつれて、いろいろな事業展開が国境を越えて世界規模に広がり、国際教育協力事業の可能性もかつてないほどの注目が集まるようになってきました。」と挨拶しました。2007年以来、本学は孔子学院中国本部と各海外交流協定校の支援のもと、10カ国に10校の海外孔子学院を開設してきました。孔子学院の開設をきっかけとして、海外の各大学や研究機関との人的交流や共同研究が推進されて、双方の間の学術的交流が深まりました。そのなかで最も重要な成果は、お互いの教育理念についての意見交換を通して、深い友情の絆が生まれたことです。さらに、劉学長は「大学間交流協定の連盟枠組みに基づいて、各大学は結束して、教育の国際化、多様化した文明間の相互学習及び人類運命共同体の構築に協力しよう」と願いを込めて呼びかけました。
各大学の学長及び代表者の方々はそれぞれ挨拶し、大連外国語大学が交流協定校連盟を設立したことに対して感謝の意を表しました。さらに各大学の発言では、孔子学院海外校の開設のおかげで、中国及び中華文化に対する理解が深まっただけでなく、協同開設を通して双方の多岐にわたる異文化交流を図ることができたという意見がありました。また、中国語の専門教育が豊かになると同時に、多様な文明間の相互補完関係ともなっているという指摘もありました。さらに、今回の連盟枠組みに基づいて、今後のさらなる交流推進が期待できるとの交流協定校からの声もありました。
また、会議の後に行われた交流協定校連盟設立セレモニーにおいて、11校の大学代表が『大連外国語大学孔子学院交流協定校連盟合意書』に調印しました。今回の会議では「共に話し合い、共に建設し、共に分かち合う、孔子学院の新たな時代を切り拓こう」というテーマをめぐって、各海外孔子学院の代表者がそれぞれ各自の孔子学院運営の特色や経験を語り、連盟設立後のはじめての交流を図りました。
今や本学はアジア、アフリカ、ヨーロッパ及び南アメリカの四大陸の10カ国に10校の孔子学院を開設しています。ここ数年来、各孔子学院海外校は特色ある多彩な文化交流活動を行い、あらゆる面から中国が提唱した「一帯一路」に積極的に取り組むことを通して、中国と各国との友好交流と連携に大きな貢献を果たしてきています。