現地時間の4月10日、本学の10箇所目の孔子学院であるカルタゴ大学孔子学院の除幕式がカルタゴ大学チュニジア高等言語学院で行われた。この孔子学院はチュニジア初の孔子学院であり、本校がアフリカに設立した最初の孔院でもある。チュニジア高等教育と科学研究部のカールブス部長、中国の汪文斌駐チュニジア大使、大使館文化参事官白光明氏、カルタゴ大学のベンヌダー学長、本学の劉宏学長、国際交流と協力処長兼孔子学院事務処長李凡、イタリア語学部の副主任丁楊、チュニジア高等言語学院の院長兼孔院外方院長のベン·ハマディ及び好本学の中国側孔子学院長の徐日宣が式に出席した。
カールブス部長は挨拶の中で、チュニジアは近年急速に発展してきており、中国と教育、科学技術、経済などの面で協力し合うパートナーになりたいと述べた。チュニジア初の孔子学院がカルタゴ大学で開設されることは、両国の教育分野での協力が新たな段階に至ることを示している。そして、中国側とともに努力し、両国の大学、科学研究などの分野での交流や協力を推進し、中国とチュニジア間のさらなる発展に助力したいと述べた。汪文斌大使は発言の中でチュニジア高教部と両大学が孔子学院設立のために提供した支援と努力に感謝した。同氏はチュニジア初の孔子学院が正式に設立されたことは、中国アフリカ協力フォーラム北京サミットの成果がチュニジアで実現した具体的な現れであり、「一帯一路」という枠組みにおける友好協力の例証でもあると述べた。さらにカルタゴ大学孔子学院のような試みは、やればやるほどいいと確信し、チュニジアの民衆が中国語を学び、中国文化を理解するための良いプラットフォームを作り、両国民の交流の橋架けとなるようにと祈願した。
本学の劉宏学長は挨拶の中で、両国の方々がカルタゴ大学孔子学院の設立に尽力貢献してくれたことに感謝した。学長は、チュニジアはユーラシアとアフリカとの海運線において、なくてはならない地中海の要地に位置しており、悠久の文明と多文化の融合の地であり、チュニジア初の孔院が異なる文明の融合に貢献をしていくことを望んでいる。孔子学院の設立はチュニジアでの中国語教育の発展と文化交流を促進するものだろうと述べた。カルタゴ大学のベンヌダー学長は発言の中で、カルタゴ大学孔子学院の設立に貢献した双方の方々に感謝し、チュニジア初の孔子学院として、困難を克服し、中国との教育協力と文化交流のためにさらに努力したいと述べた。除幕式では、チュニジア高等言語学院の中国語学科の学生代表が中国の民謡「ジャスミン」とチュニジアの民謡「ジャスミンの下の夜」を歌い、中国の伝統舞踊を披露し、中国の現代詩を朗読した。学生たちの流暢な中国語とすばらしい演技は現場から大きな拍手を浴びた。
カルタゴ大学孔子学院の設立は本学の「国際化学校運営」と「中国語教育の国際推進」を実施したもうひとつの成果である。本学は現在10カ所、海外において孔子学院を運営しており、孔子学院の数は遼寧省の大学でトップであり、全国の大学でも第5位となる。カルタゴ大学孔子学院の設立は、両国民の友好を促進し、カルタゴ大学と本学の教育交流と協力において必ず重要な役割を果たすものだと思われる。