12月13日、教育部中外語言交流協力合作センターが主催し、遼寧省教育庁と本学が共催する『中国語教師英雄会』と呼ばれる東北三省一区国際中国語教育技能交流会がオンラインで開催された。本交流会は黒竜江省教育庁、吉林省教育庁、内モンゴル自治区教育庁から大きな支援を得ている。「新しい理念・新しい技能・新しい実践」という主題をめぐって、三省一区の15の大学がオンライン交流を行った。
窗体顶端
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まず、遼寧省教育庁国際交流合作処の劉彤処長が挨拶し、「コロナ禍に直面し、各大学は、新しい教学手段を創造し続けることに熱心に取り組み、教育水準を高めている。これにより、多文化・多元的教育モデルにおいて、中国語学習者にサービスを提供し、海外人文交流や各国人民と心の通じ合う関係を促進することができた」と指摘した。そして、本学の姜鳳春副学長が「交流活動は語言交流協力センターが国際的な発信能力を高めるための重要な措置であり、中国語の国際地位と影響力を高める需要に適したものである。大連外国語大学は優れた教育資源を集積し、区域国際中国語教育事業が質のよい持続可能な発展を遂げるよう、尽力していきたい」と示した。最後に、吉林大学国際語言学院の李東梅院長が交流校を代表し、「本交流会はアフターコロナ時代に教師に新しく求められるものと符合しており、「交流をもって成長をもたらし、交流をもって実用を促し、交流をもって創造を生む」という活動目標を充分に実現した」と述べた。
三省一区の38校の大学の教員・学生、合計157名が本交流会に参加した。そのうち、15校の大学の国際中国語教学チームがオンラインで模擬授業を行った。授業は「言語」「文化」の二つのグループからなる。教授法は、オーディオリンガル法(AL法:Audio-Lingual Method)から、タスク指向型アプローチ(The Task-Oriented Approach)、コミュニカティブアプローチ( the Communicative Approach)からなる。教授モデルはイマージョン・プログラム(immersion program)と強化教育(intensive education)を含む。教授スタイルはオンライン、オフライン、オンラインとオフラインの融合といったものがある。各チームの教師たちは、こまめに教授内容と理念を分析し、授業のそれぞれのポイントを磨き、課程デザインの理論解釈を深めることによって、よりよい中国語授業の見本をみせてくれた。南開大学盧福波教授、ハルピン師範大学張暁涛教授、内モンゴル師範大学陳金香講師、大連外国語大学陳子驕先生講師がそれぞれ各授業について講評した。
本交流会はネットを通して中継放送された。同時視聴者数は7800人にのぼり、アクセス数は10000を超えた。本交流会は東北三省一区国際中国語の教育水準を全面的に示したものであり、国際中国語教師及び教育実習生への訓練でもある。この活動を通して三省一区の国際中国語教育事業を必ずステップアップさせることができるといえるだろう。(薛惠文)
翻訳:日本語学院 賀耀明
校正:日本語学院 石井友樹