10月30日、第1回「現代中国を理解する」多言語国際翻訳コンテストの授賞式及び「翻訳中国と国際伝播」ハイレベルフォーラムがオンラインの形で成功裏に開催された。本大会は全国翻訳専攻大学院生教育指導委員会、中国翻訳協会対外伝播翻訳委員会、中国外文局翻訳院と遼寧省教育庁の指導により、大連外国語大学が主催し、大連外国語大学高級翻訳学院及び多言語翻訳研究センターが開催した。
本大会は、コンテストの授賞式、「翻訳中国と国際伝播の翻訳」ハイレベルフォーラム、受賞選手の感想発表という三つの部分に分かれている。
授賞式の挨拶では、閔芸主任が「私達には今、大量の翻訳人材の育成と選抜、国際的な伝播人材の育成が切実に求められている。私達翻訳者は、身につけた外国語を通じて、信頼できる、愛すべき、尊敬できる中国のイメージを世界に示す使命を担っている」と述べた。
劉宏学長は本大会の規模及び選手の状況について簡単な紹介を行った。また、本大会は国内で行われる翻訳大会の中でも最も多くの外国からの参加者があり、その事からも現在の国際中国語教育の影響力をうかがうことができると述べた。更に劉学長は今大会に参加することと中国の貧困脱却の物語を翻訳することを通じてより多くの世界各国の若い学生が、現代の中国、中国の世界的貧困脱却事業への傑出した貢献をより深く理解し、中国の国情と文化を熟知し、中国の発展を感知し、中国国民と世界各国の国民の繋がりを強め、中外文明の相互学習を促進することを期待しているという願いを語った。
大連外国語大学高級翻訳学院院長の李春姫は受賞者を発表した。李院長は次のように述べた。7月1日から8月31日までに、各言語の応募者数は延べ10147人で、最終的に提出された翻訳作品は8609部、参加選手は中国、ロシア、フランス、イタリアなど23カ国に及んだ。各言語の審査に当たった教師と専門家は一次審査、二次審査、最終審査などの段階を経て、最終的に8609件の翻訳作品の中から1等賞11名、2等賞41名、3等賞133名、優秀賞247名の合計432名の受賞者を選出した。組織委員会はまた、参加者が100人を超えた15校を最優秀組織賞、参加者が40人以上の30校を優秀組織賞とした。
受賞者の感想コーナーでは、5人の各言語(英語、アラビア語、スペイン語、朝鮮語、ドイツ語)の一等賞を受賞した参加選手、広東外国語対外貿易大学の陳景星、北京外国語大学の劉暢、上海外国語大学の李子聡、韓国外国語大学の黄恵智、大連外国語大学の全源の中で、4人の中国人受賞者はいずれも、翻訳というのは一足飛びのものではなく、長い時間をかけて積み重ねる過程であると感想を述べると同時に、自身が担う国際交流の重要な使命を明確にし、新時代の翻訳者の役割転換を認識することができ、翻訳者は適切な翻訳戦略と伝播戦略を選択して言語の魅力、影響力を強化し、それによって外国語で世界に向けて理解でき、共感できる現代中国の物語を語る必要があると述べた。
第1回「現代中国を理解する」多言語国際翻訳コンテストの授賞式及び「翻訳中国と国際伝播」ハイレベルフォーラムが閉幕した。大連外国語大学は引き続き各方面と連携し、メカニズム化の試案を模索し、国家戦略の需要と地域経済社会の発展に奉仕するためにより多くの高水準の翻訳人材と国際伝播人材を育成するという目標を確実に実行していくことであろう。