「現代中国を理解する」シリーズ課程の教育実践と研究の深化をさらに進め、『習近平談治国理政』の多言語版を大学、教材、授業に浸透させる取り組みを推進するため、教育部高等教育学校外国語文学専攻教育運営委員会と遼寧省教育局の指導のもと、遼寧省高等教育学校外国語文学専攻教育運営委員会と本学が10月18日、本学において、「現代中国を理解する」課程の思想政治教育検討会・東北三省一区「三進」教育系列の教員研修会を開催した。大連外国語大学の張国強副学長が司会を担当した。
今回の会議のテーマは、全面的に『習近平談治国理政』の多言語版の「三進」を推進し、フォーラムを通じてカリキュラムの思想政治研究の発展を促進すること、「三進」の教育レベルを向上させること、「三進」の教育と研究をデジタル技術で強化すること、大学の外国語の専任教員の人材育成の意識と能力を高めることであった。
遼寧省教育庁高等教育部部長の胡承波氏、教育部大学外国語専攻教育指導委員会委員長で元北京外国語大学副学長の孫有中教授、教育部大学外国語教育指導委員会日本語分科委員会委員長で元天津外国語大学学長の修剛教授、教育部大学外国語教育指導委員会非汎用言語分科委員会委員で北京大学の王丹教授、教育部大学外国語教育指導委員会ロシア語分科委員会主任委員、遼寧省外国語専攻教育指導委員会主任委員で大連外国語大学の学長劉宏教授、遼寧省外国語専攻教育指導委員会副主任委員会で東北大学外国語学院院長張威教授、遼寧省外国語専攻教育指導委員会副主任委員で遼寧大学外国語学院院長劉熠教授、外国語教育研究出版社副編集長の常小玲氏が出席したこの会議には、東北三省一区の51の大学から150人以上の外国語教員が参加した。
劉宏学長はスピーチの中で、『習近平談治国理政』の多言語版の「三進」は大きな意義と輝かしい使命があると指摘し、本学が3年連続で「現代中国を理解する」課程の思想政治教育に関するセミナーと教員研修を主催してきたと述べた。これは遼寧省、さらには東北三省一区の「三進」作業を確実に推進する重要な取り組みであると語った。また、「三進」活動を総合的に推進する重点推進大学の第二陣としての、本学の主な実践と成果を紹介した。本学は、「三進」を全面的にカバーし、総合的に推進し、特色を重視し、成果を志向する原則を常に堅持し、カリキュラム、授業内容、教育改革、教科書作成、第二教室活動、教育チーム構築、学校間のリソース共有などの分野で多大な努力を払い、良い成果を上げている。また、本学が企画した『「現代中国を理解する」外国語専門課程における思想政治の教育と研究実践論文集』全4巻の出版について紹介した。出版を通して、外国語教育分野の仲間と共鳴し、外国語教育における思想政治教育の新しい考えや方法を共有することで、外国語課程の思想と政治についてより多くの考えと革新を引き起こし、新時代の外国語教育の質の高い発展を促進するために積極的に貢献するとの希望を語った。
胡承波部長はスピーチの中で、遼寧省教育局は多言語版『習近平国家理政』の「三進」を非常に重視しており、全省の大学の外国語専攻の「三進」は良好な成果を上げていると述べた。また、大連外国語大学が「三進」を手掛かりに、思想政治教育と外国語教育の深い融合を積極的に推進し、外国語課程の思想政治教育という独自の道を切り開き、教材の作成、カリキュラムの革新、教育チームの構築などで優れた成果を挙げ、省内、さらには全国の外国語教育に貴重な参考資料を提供していると指摘した。また、「三進」をさらに推進するために、三つのことが求められると述べた。第一に、人材育成という使命を堅持し続け、「三進」を契機に、人材の育成を確実に推進し、すべての学生が授業を通じて思想を吸収できるようにすること。第二に、教育モデルの革新を続け、外国語教育に時代精神と思想政治的要素を溶け込ませ、学生の志向の羽場俊哉の深さを高めること。第三に、交流と協力を強化し、東北三省一区の外国語学科連盟と外国語教育指導委員会をプラットフォームとして、協力してともに構築し、互いに刺激し合い、経験を分かち合い、外国語専門課程の思想と政治の質の高い発展を促進するために、より大きな貢献をすること。
常小玲副編集長はスピーチの中で、全国の大学における外国語専攻科目の「三進」教育の状況と、外国語教育と研究出版社の重要な仕事について簡単に紹介した。今後、外国語教育研究出版社は大学との協力を強化し、「三進」のデジタル教材システム、教育支援システム、教員教育研究システムを引き続き革新し、中国の国際的発信力の強化と教育強国の建設により大きく貢献していくと述べた。
開幕式の後、劉宏学長と常小玲副編集長が共同で『「現代中国を理解する」外国語専門課程における思想政治の教育と研究実践論文集』全4巻を発表・披露した。
基調講演のセッションでは、「理解現代中国」英語教科書シリーズ編集長の孫有中教授が「「現代中国を理解する」と課程の思想政治」と題する基調報告を行い、日本語教科書シリーズ編集長の修剛教授は「思想政治内容と外国語学習の両立-『現代中国を理解する』日本語教材シリーズを例として」と題する基調講演を行った。 韓国語教科書シリーズ編集長の王丹教授は「大学における外国語人材の国際的発信力育成に向けた新たな模索-『現代中国を理解する』シリーズ課程構築の探求と実践」と題する基調報告を行い、ロシア語教科書シリーズ編集長の劉宏教授は「『三進』多言語課程の構築と教員の能力向上-ロシア語シリーズ課程を例に」と題する基調報告を行った。 4名の専門家はそれぞれの報告の中で、『習近平談治国理政』多言語版の「三進」の意義、教育原則、実践の道筋をさらに詳しく説明し、カリキュラムにおける思想政治教育の研究と実践における貴重な経験と研究成果を分かち合い、ハイレベルの教員チームを構築することの重要性を強調した。 これは、「三進」の指導レベルをさらに向上させ、課程における思想と政治の質の高い発展を促進するための理論的指針と実践的指導を提供するものであった。
午後は、国際中国語教育棟で4つの課程思想政治教育セミナーが開催された。大連海事大学外国語学院の馮浩達教授、ロシア語学院の董玲副院長、日本語学院翻訳部の張英春主任、翻訳学院修士課程指導教員の趙英教官を招き、『現代中国を理解する』シリーズ教科書の教育実践を中心に、読解・作文コース、スピーチコース、学部翻訳コース、大学院翻訳コースの教育が共有され、教育経験と成果が深く交換された。参加した教員たちは、一連のセミナーを通じて、「三進」の教育理念と考えをさらに新たに拡大し、外国語教育の知識伝達から価値形成への転換を推進する使命と決意を固めたと表明した。
閉会式では、周朝虹副社長が「現代中国を理解する」のリソース構築について詳しく紹介し、「理解現代中国」シリーズの教育支援システムについて、課程支援システム、教員育成システム、実践トレーニングシステム、評価サービスシステムの4つの側面から共有した。張国強副学長は閉会の挨拶で、今回の会議が東北三省一区の大学外国語教員の交流と協力をさらに強化し、全員が今回の会議で学んだことを各大学に持ち帰り、思想政治教育の課程の構築と「三進」教育の改革と革新に応用し、東北三省一区の大学における外国語専攻課程の思想政治教育の質の高い発展により大きく貢献すると述べた。
今回の検討会と研修会は、中国共産党第20回全国代表大会、中国共産党第20期中央委員会第3回全体会議の精神と全国教育大会の精神を徹底的に実行し、東北三省一区の大学の外国語専攻課程の思想政治教育の成果と経験の交流を積極的に促進し、質の高い教育資源の共有を促進した。これは、東北三省一区の大学が共同で新時代の外国語教育の輝かしい一ページを書くことを必ず促進し、中国の特色ある社会主義教育強国の建設により大きく貢献するものとなるだろう。 (佟玲)
翻訳:日本語学院 徐佳
校正:日本語学院 吉田和樹