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日本人中国留学卒業生訪中団が本学を訪問

 10月27日から30日にかけて、中国駐日本大使館の協力のもと、中日友好協会が実施し、教育部留学サービスセンターが主催する「2025年度日本人中国留学卒業生訪中団」が大連を訪問し、本学の教職員・学生と多分野にわたる交流活動を行った。滞在期間中の受入れは、本学国際交流・合作処、日本語学院、漢学院が共同で担当した。

  10月28日午前、王偉辰党委書記は、訪中団団長の佐々木政文氏一行と会見した。王書記は、本学創立60年にわたる発展の歩みを振り返るとともに、外国語教育の強み、特に日本語教育の特色を生かし、中日文化交流と人材育成の分野で本学が収めてきた成果について紹介した。これに対し、佐々木団長は、団員が今回の訪問を通じて中国への理解を一層深め、視野を広げ、能力を高めることで、中日友好の発展に積極的に貢献していくことへの決意を述べた。

  会見後、中日双方の代表は「正視・共創――中日友好の新たな歩み」と題する交流フォーラムに出席し、本学の戦争と平和記念館および国際中国語教育棟を見学した。フォーラムでは、歴史、エネルギー、教育、留学などをテーマに、多様な視点から中日協力の新たな可能性について議論が行われた。長春師範大学の張暁剛教授、大連洺源科技の嵇官成総経理、本学の日本人専門家である川内浩一氏、訪中団員代表の徳島明日香氏が、それぞれ歴史、科学技術、教育交流、中国留学の経験などについて発言し、見解と所感を共有した。

  大連滞在中、訪中団は旅順博物館、武術文化博物館、中遠海運川崎船舶工程有限公司、大連市計画展示センター、大連市ハイテク産業区科学技術館などを訪問した。多角的かつ体験型の視察を通じて、大連の豊かな歴史文化と力強い現代的発展を体感し、都市としての魅力への理解を深めた。

  10月29日には、双方代表が送別夕食会に出席した。夕食会では、本学の王偉辰党委書記、大連市人民政府外事弁公室の成英俊主任、教育部留学サービスセンターの馬贇処長があいさつを行った。王書記は、中日両国は一衣帯水の隣国であり、平和・友好・協力という大きな方向性を堅持することは、両国国民と国際社会の共通の期待にかなうものであり、今回の訪問は両国友好の生きた実践であると述べた。成英俊主任は、大連が「東アジア文化都市」として、この地で学んだ一人ひとりの友人を大切にしており、今回の訪問を新たな出発点として、今後さらに協力の新たな章を切り開いていきたいと語った。馬贇処長は、平和な未来を共に築くことの重要性を強調し、中国留学経験者が今後も中日友好の促進に重要な役割を果たすことへの期待を示した。佐々木団長は、中日文化交流の歴史は長く、中日友好の精神を若い世代へ引き継いでいきたいと述べた。また、団員代表の片岡香樹氏は今回の訪問の感想を語り、中日の相互理解と信頼のために力を尽くしたいとの決意を表明した。

  「2025年度日本人中国留学卒業生訪中団」事業は、教育部留学サービスセンターの主催のもと、本学と北京語言大学が共同で運営を担ったものであり、中日間の人的・文化的交流を深め、相互理解を促進するとともに、訪中団員が中国式現代化の各分野における成果を実地で理解することを目的としている。訪中団は、日本の政府機関、大学、企業、金融界など多様な分野から集まった28名で構成され、団長は日本公益財団法人日中友好協会常務理事、北海道日中友好協会会長の佐々木政文氏が務めた。全団員が中国での留学または就業経験を有している。

  日本人中国留学卒業生は、相互理解と信頼を深める架け橋として、今後も中日間の各分野における交流に積極的な役割を果たすことが期待されている。今回の訪問を契機に、双方が「歴史を正視し、未来を共に創る」という共通認識のもと、協力の新たな一歩を切り拓いていくことが期待されている。

(李琛)