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第1回日中・中日翻訳と翻訳教育シンポジウムの開催

日中・中日翻訳についての研究と教育を発展させ、翻訳理論についての研究およびその応用を促進するため4月28日、「第1回日中・中日翻訳と翻訳教育シンポジウム」が本学図書館多目的ホールにおいて開催された。

今回のシンポジウムは本学と教育部高等学校外国語外国文学教育指導委員会日本語支部が共催するもので、外研社、大連理工大学出版社、華東理工大学出版社の協力も得た。 本学の姜鳳春副学長、教育部高等学校外国語外国文学教育指導委員会日本語支部委員・中国翻訳協会副会長・天津外国語大学の修剛教授、上海翻訳家協会会長・上海外国語大学の譚晶華教授、中国日本語教育研究会名誉会長・北京外国語大学の徐一平教授、北京第二外国語学院の楊玲教授、中国日本語教育研究会副会長の劉利国本学教授、日中翻訳文化教育協会の松岡栄志会長、本学日本語学院の責任者及びこの分野の国内外の専門家や研究者が参加した。

姜鳳春副学長が開会のあいさつを行い、日中・中日翻訳、翻訳教育、翻訳人材の育成などの面における日本語学院の取り組みと実績を紹介し、本学は日中・中日翻訳に関する教育と研究を促進するために交流の場の役割を果たしたいと話した。また「一帯一路」戦略のもとで、語学研究者と学習者はAIへの対応方法だけでなく、いかに中国の魅力を海外へ発信し、中国の国家イメージを向上させるかという翻訳者の役割についても考える必要があるのではないかと指摘した。

参加者は翻訳教育、翻訳理論、文学作品の翻訳、文学作品以外の翻訳という四つの分科会で報告と討論を行った。また座談会も開き、MTI(翻訳修士課程)の現状と今後の発展について活発な討論を行った。

今回のシンポジウムは日中・中日翻訳と教育に携わる研究者と教員にとって研究成果を発表し、翻訳経験を交流する重要な場であり、また大学における翻訳教育の促進と翻訳人材の育成に重要な役割を果たした。